高齢者口腔ケア講演会
昨日は篠山市歯科医師会主催の口腔機能向上のための講演会に参加させて頂きました。永年訪問診療に携わってこられた尼崎の村内先生のお話でした。
健康な歯の咬合力は最大奥歯で約70kgですが入れ歯になると10~12kgになるといわれています。たこでもスルメでも食べられていた方が不幸にして入れ歯になった時から思うように食べられなくなるのです。現在8020運動によってQOLが向上し年配の方でも硬い物でも何でも食べられる方が増えています。しかし、脳血管障害や神経難病等で当たり前だったお口の手入れが突然できなくなり家族と共にお困りになられている方も多いようです。
歯科の在宅診療は持参できる器械の制限、マンパワーの不足等によりまだまだ普及していないのが現状でこれからの超高齢化社会を迎えるにあたって大きな課題です。
あせい歯科 阿瀬井宏成
投稿日:2014年3月28日 カテゴリー:高齢者口腔ケア